2009年05月01日

隷属国家日本の岐路 ― 今度は中国の天領になるのか? 北野幸伯

著者の北野さんはモスクワ国際関係大学卒業でロシア在住。愛読している殿堂入りメルマガ「ロシア政経ジャーナル」の発行人でもある。単行本は本書で3冊目。全て読んでいるが、いつも「世界情勢のウラオモテを、これほど分かりやすく解説したものはないんじゃないか?」と思います。本当に読みやすい!しかも内容は極めて的確!

ドル体制の崩壊から始まるアメリカ没落後の世界を日本はどのように生き抜いていくべきか?米国幕府の天領から中華帝国の属国になるのか?まさに岐路に立っている日本に勇気と希望と処方箋を与える書。

絶対に(大切な事だから、もう一度言う)「絶対に!」読んだほうが良い一冊。
以下メモ

日本が自立を目指すために
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1)減税せよ
グローバル時代には、国家もお金を呼び込む方策が必要。減税して企業や富裕層の海外流出を防ぎ、投資を呼び込むべし。
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2)少子化問題
3K移民の推進は愚の骨頂!移民問題は世界中で深刻化している。(低賃金労働者流入→賃金低下→移民への憎悪→民族主義の浮上→移民のマフィア化→治安悪化)
富裕層や優秀な人材を呼び込むべし。効率化・生産性の向上を進め、国が率先して残業の禁止を。
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3)外交と安全保障
外交とは国益の追求。国益とは金(経済)と力(安全保障)。日本にとって唯一の仮想敵は中国。米国でのロビー活動・敵の敵(ロシア、インド)と組む・敵と仲良くする(互恵関係の構築)など、戦略をもって臨むべし。
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その他、食料とエネルギーや、教育問題について、逐一具体的な方策と、なぜそれが有効かを示してくれます。

騙されたと思って読むべし!後悔はしません。疑り深い人は書店で「第6章 脱アメリカ信仰!日本は世界から愛されている」を読んでみると良いでしょう。

ちなみに私は「おわりに / 私には夢がある」を読んで少し泣きました。
この人はホンモノだ。




posted by 武道JAPAN at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書記録(政治経済) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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